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泌尿器

前立腺肥大症、過活動性膀胱、神経因性膀胱は排尿障害であり、膀胱に尿を貯め、貯まった尿を体外へ排泄するという排尿サイクルの過程に異常をきたす状態のことを指します。

男性では前立腺が腫大し、尿道の内腔を圧排し、排尿に時間がかかる前立腺肥大症を発症します。

また、女性では出産や加齢のために、尿道や膀胱を筋肉が支えきれなくなり過活動膀胱や尿失禁を来したり骨盤臓器脱を起こしたりします。「おしっこの問題は男性だけ!」と思われる方も多いと思いますが、女性でも起こりますし、年齢が高くなるにつれ、排尿障害を持っている患者さんの男女差はなくなります。

また原因疾患もたくさんあります。同じ症状であっても対処方法が異なってくることがありますので、専門施設と連携して検査を行いながら、最適な治療を検討します。

尿路結石は尿路に結石が存在する病気のことをいいます。尿中の物質がなんらかの原因により腎で結晶化しそれが核となり凝集、成長を繰り返して結石となります。

腎結石の場合は経過観察中、急激な増大傾向がある場合やサンゴ状結石が腎機能の悪化を招く場合などに積極的に治療を考慮します。尿管結石が尿の通過障害の原因になれば、腎に尿がたまり疼痛や腎機能障害の原因となるため治療が必要となります。

水腎症になると菌が繁殖しやすくなり、感染による腎盂腎炎やさらに腎から血中に菌が及ぶと敗血症をおこして重症化することがあり、結石に水腎症、発熱を伴う場合は緊急な処置が必要になります。

感染を伴わない10 mm以下の結石に対しては、結石による痛みをコントロールしつつ、水分摂取の励行や、排石を促進する薬によって自然排石を期待する保存的治療を行います。

結石の成分によっては尿をアルカリ性にして溶かす薬を使用する場合もあります。10 mm以上の結石に対しては自然排石の可能性は低いため手術などによる積極的な治療が必要なため、基幹病院と連携して治療します。また症状発現後1か月以内に自然排石を認めない場合も積極的治療の介入を検討します。

尿路感染症はおしっこの通り道である腎臓、尿管、膀胱、尿道において、なんらかの原因で病原体が侵入し炎症を起こす病気です。

尿路感染症は大人だけでなく、子どもや赤ちゃんでもかかる可能性のある病気です。1歳頃までは男の子に多いですが、それ以降は圧倒的に女性に多くなります。

これは、女児の尿道が太く短いため、細菌が外から侵入しやすいためです。一方、高齢者が発熱を起こす原因の主なもののひとつとして、肺炎と並んで尿路感染症が多くみられます。

重症化すると生命に危険が及ぶこともあるため、抗菌薬の点滴を行います。症状が改善すれば抗菌薬の投与方法を点滴から内服に変更することも可能です。尿路感染症の再発を予防するためには、外陰部を清潔に保つことと、水分を十分に摂取してこまめに排尿することが重要です。

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